歴史と受賞歴

日本製籃胎漆器にこだわり、先人の知恵を今に生かしながら、できるだけ地元の素材を使って、伝統的な手法と道具を使った細かく地道な作業によって籃胎漆器を作り続けています。

【受賞歴】

1991 PAK’91 NHK福岡局長賞
1993 ’93日本クラフト展 入選
PAK’93 推薦賞
国際デザインコンペ’93 石川 入選
高岡’93クラフトコンペ 入賞
第35回日本民芸公募展 入賞
第18回全国伝統的工芸品展 会長賞 受賞
1996 ’96日本クラフト展 入選
1997 ’97日本クラフト展 入選
1998 第22回全国伝統的工芸品展 グランプリ 1席内閣総理大臣賞受賞
1999 第39回全国推奨観光土産品審査 会長賞 受賞
2000 福岡産業デザイン賞 奨励賞
2004 森の名手・名人認定 国土緑化推進機構
2008 久留米市技能功労士
2013 日本特用林産振興会表彰
2014 奈良県 薬師寺様 華籠制作納品
井上熊吉昭和2年屏風製作記念写真 井上熊吉(左より3人目)

【歴史】

1765 久留米藩主 京都で名高い塗物師 勝月半兵近衛を久留米藩御用塗師として招き、久留米を漆器の特産地とする。
1885 久留米藩 御納戸塗師・川崎峰二郎、竹細工師・近藤幸七、茶人・豊福勝次 共作で籃胎漆器を創製する。
初代井上熊吉塗師の道に入る。
1895 農商務次官・前田正名と台湾総督・樺島資紀により『籃胎漆器』の名称を受ける。(これが籃胎漆器という名の起こりである。)
1904 川崎峰二郎『セントルイス万国博覧会』に籃胎漆器を出品受賞する。
1908 旧久留米藩主・有馬家直営の赤松商店にて、井上熊吉『籃胎漆器部門職長』となる。
1926 昭和天皇御即位(御大典)に際し、献上品屏風を制作する。
1934 二代目・井上隆人、赤松商店にて塗り師の跡を継ぐ。
1943 籃胎漆器が『国の技術保存工芸品』に認定される。
1946 赤松商店の職人と共に『井上籃胎漆器』を創立。
1986 三代目 井上正道『井上籃胎漆器』の跡を継ぐ。